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未解決

あやふや本 No.7358

内容

・ここ5年以内に図書館で借りて読みました。
・おそらく江戸時代が舞台の時代小説です。短編集だった気がしますが、はっきりあらすじを覚えているのは以下の話のみです。
・閉鎖的な集落?村?が舞台。数年前によそからやってきた男が土地の女と夫婦になった。数年間過ごして周りとも打ち解けたと思うが、村の伝統的な祭事?には関わらせてもらえない。それは村外れの深い穴蔵?竪穴?で行われるもので、外からは何をしているのか一切わからない。ある時、男はこっそりその穴に降りてみる。すると、垂直に降りた先に広い空間があり、そこにはマリア像?キリスト像?が。そこは地下教会であり、村は隠れキリシタンの里だった。男は「やっと掴んだ」と思う。男の正体は幕府の隠密?で、隠れキリシタンの摘発が役目だった。男の家は代々その役目を負っており、父は任務の途中で行方知れずになっていた。自分がやっと掴んだのだと密かに興奮する男に、上から声がかかる。村の老人たちだった。お前のことは怪しんでいた、やはり幕府の手の者だったな、父と同じようにそこで死ねと言われ、穴に降りる際に使った縄?を引き上げられてしまう。穴は深く、素手ではとても登れない。このままでは餓死するしかないと愕然とし、何か道具を探して奥に進むと、父と思われる白骨を見つけ絶望する。

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