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あやふや本 No.8400

内容

10年ほど前に図書館で借りた文庫本の短編集です。(恐らく著者は男性)
収録内容のうち覚えているのは以下2作です。
① ナルコレプシーのような症状の女の子とその恋人の男の子のお話
② 世界水没のお話

①は女の子が学校でナルコレプシーのような症状を発症し入院。
たまに覚醒はあるものの眠りに落ちる度に覚醒の間隔がどんどん開く。
眠っている間は不老で、同級生だった恋人だけが先にどんどん年老いていくけれども変わらず愛し合っている二人のお話でした。

②は世界が水没し、タワーのような高所に避難する8人くらいの若い男女のお話。
水面上昇は続いているのでみんなもうすぐ溺れて死んでしまうことは分かっています。
そしていざ水に呑まれたときに「羊水に包まれる安心感」のような事を言っていたような気がします。
「母なる海に還るってこと?」と思った記憶があるので、羊水ではなく、母胎とか胎児に戻るとかそのような事を言っていたかもしれません。
「溺れているのに不思議と心地良い。
安心できる」みたいなことを言いながら意識を失ってお話が終わりました。
最後に、あとがきで著者が「俺に○○(ボーイミーツガールだったかも?)を書かせるとこうなるんだー!」みたいなことを述べていたので、著者は男性だと思います。

この本が気になります!


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こたえ

作品のタイトル:眠り姫

作者:貴子潤一郎

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その他,依頼者コメント等:
先程地元の図書館で検索したところ残念ながら蔵書ではなくなったようで、
あやふや文庫さんがなければ絶対に見つけられませんでした。
この度は本当にありがとうございました。


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